COLUMN

COLUMN

コラム

2023.01.05

ファクタリング会社って乗り換えできるの?メリット・デメリットと選定ポイントを解説

資金調達のためにファクタリングを利用している方の中には、ほかのファクタリング会社を利用してみたい、もっと良い割合で資金調達できるファクタリング会社はないか、と感じている方もいることでしょう。

現実的に、今利用中のファクタリング会社から別の会社に乗り換えることになりますが、そもそもファクタリング会社の乗り換えができるのかも気になるところです。

今回はファクタリング会社の乗り換えができるのか、乗り換える場合はどんな基準で乗り換え先を選べば良いのかにフォーカスして紹介していきます。

 

1.ファクタリング会社の乗り換えって可能?

数あるファクタリング会社がある中で、自社にベストな条件のファクタリング会社を見つけることはなかなか難しいことです。ですが、実際にファクタリングを利用している場合、自社に有利なサービスがあるなら他社に乗り換えたいと思う方もいることでしょう。

契約してしまったから今さら変更できないのでは?と考える方もいると思いますが、結論から言うとファクタリング会社を利用中でも他社に乗り換えることができます。手数料やその他のサービスに不満があるなら、ほかのファクタリング会社への乗り換えを検討してみるのも良いでしょう。

乗り換える際は気になるファクタリング会社をピックアップして、複数社を比較検討するなど信頼できる乗り換え先を選ぶことをおすすめします。次は、ファクタリング会社を乗り換える際のメリットとデメリットを見ていきます。乗り換えようか迷っている方はぜひ目を通してください。

 

2.ファクタリング会社の乗り換え時のメリット・デメリット

金融機関から融資を受ける際は少しでも金利が低い方が自社に有利なように、ファクタリングでも手数料や買取条件など費用の負担が少ない方が有利になります。売掛債権の買取金額により手数料は変動するものの、1%でも低い方が調達できる資金が多くなるため、発生する費用は最小限に抑えておきたいものです。

実際にファクタリング会社の乗り換えを検討している方は、事前に乗り換えによるメリットとデメリットを確認していきましょう。

 

2-1 ファクタリング会社を乗り換えるメリット

2-1-1 ファクタリング会社を利用中でも乗り換えできる

ファクタリング会社の乗り換えは、現在ファクタリング会社を利用中でも乗り換えが可能で、乗り換えたとしても既存のファクタリング会社が使えなくなるわけではありません。一般的なファクタリング契約には他社との契約を制限する決まりがないので、安心して乗り換えることができます。

また、乗り換え先の新しいファクタリング会社が自社とミスマッチだった場合は、元のファクタリング会社に戻ることも可能です。

 

 

2-1-2 コストダウンできる可能性がある

ファクタリングで発生するコストで代表的なのが手数料ですが、ファクタリング会社により手数料の幅は広く、乗り換えによりコストダウンができる可能性があります。

例えば、毎月300万円のファクタリングで5ヶ月間キャッシュフローの改善を図る場合、手数料が10%なら5ヶ月間の手数料の合計は150万円です。乗り換え先のファクタリング会社の手数料が7%の場合で考えると105万円まで下がり、45万円のコストカットができます。

たった45万円の違いだと感じるかもしれませんが、売掛債権金額が大きくなるほど低い手数料のメリットも大きくなるので、乗り換えにより手数料が下がることは調達できる資金額にも影響します。

 

 

2-1-3 振込みスピードが上がる可能性がある

ファクタリング会社にはそれぞれ得意分野があり、自社の売掛債権の種類とマッチすれば手続きから振込みまでスピーディーに対応してくれる可能性があります。また、ほかのファクタリング会社を利用中の場合、過去のファクタリング利用実績から安全な顧客として認識される可能性があり迅速な審査でさらにスピードアップできるケースもあります。

 

2-2 ファクタリング会社を乗り換えるデメリット

ファクタリング会社の乗り換えは、ローリスクでマッチ度の高い会社を探すことができますが、場合によっては不利に働くこともあります。現在ほかのファクタリング会社と契約している場合、譲渡した売掛債権を再度ファクタリングしてしまう(二重譲渡)恐れがあります。

例えうっかりミスだったとしても二重譲渡となった場合は、刑事訴追や損害賠償請求を受ける可能性があるので、乗り換え時は特に慎重に取引するようにしてください。

 

3.ファクタリング会社乗り換え時の選定ポイント

ファクタリング会社を乗り換る際には、いくつかのポイントを押さえて乗り換え先会社を選ぶことが重要です。ここでは、乗り換え先ファクタリング会社の選定ポイントを紹介するのでぜひ参考にしてください。

 

3-1 現在抱えている不満を解消できる条件の会社を選ぶ

ファクタリング会社の乗り換える際には、現在抱えている不満を解消できることをメインに考えることが重要です。そもそも利用中のファクタリング会社から乗り換えを検討し始めたのは、既存のファクタリング会社に何らかの不満があるからでしょう。

手数料や振込みまでのスピード、担当者とのフィーリングなどさまざまな理由があると思いますが、乗り換え先会社ではこれらの不満が解消できることが重要です。手数料が高いなら低い会社を選ぶ、振込みが遅いならスピーディーに対応する会社を選ぶといったように、満足度が高まるファクタリング会社を選びましょう。

 

3-2 乗り換え割引のみで判断しない

ファクタリング会社によっては乗り換えで手数料が優遇されるなど、乗り換え割引を実施しているところがあります。一見すると魅力的で利用してみようと思いがちですが、どんなファクタリング会社かわからないまま乗り換え割引のみで決めてしまうことは避けましょう。

利用したいファクタリングサービスがあるか、手数料は妥当な範囲か、買取可能金額など自社にマッチするか確認することをおすすめします。

 

3-3 実績が豊富で信頼できるファクタリング会社を選ぶ

ファクタリング会社を選ぶ基準の中で最も重視したいのが実績と信頼があること/です。実績が少ない若いファクタリング会社の中には、悪徳業者が紛れている可能性もあることから、長年の実績がある会社を選ぶようにしましょう。

,p>また、弊社では2社間・3社間ファクタリグに加え、即日対応を心がけております。手数料はお客さまの売掛債権の種類・売掛金額などにより2%~10%、ご納得いただける金額をご提示いたします。

 

3-4 償還求償権について

ファクタリング契約の際は、償還求償権の有無を必ず確認してください。償還求償権は売掛先企業が売掛金を支払えなくなったとき、ファクタリング会社が利用者に請求できる権利です。

償還求償権がある場合、資金調達後にファクタリング会社から売掛金を請求されることがあります。

 

3-5 サポートの良さ・スタッフの対応の良さ

ファクタリングという資金調達方法自体、良く分からない人が多い中で丁寧親切に説明してくれることや、疑問や悩みの相談ができるファクタリング会社なら安心して利用できるでしょう。

弁護士など専門家との連携があること、財務コンサルティングサービスも提供しているなど、万が一のトラブルや今後の事業についても相談できる環境ならなお安心です。

 

4.まとめ

ファクタリング会社の乗り換えは、ローリスクで自社にマッチするファクタリング会社を見つけることができ、既存の利用中の会社があったとしても問題なく乗り換えることができます。

現在の不満を解消できるファクタリング会社に乗り換えれば、コストダウンやスピーディーな対応など満足度の高いファクタリングができるでしょう。現在、乗り換えを検討している方は、実績ある信頼できるファクタリング会社に乗り換えることをおすすめします。

 

 

監修者:鈴木 孝明

すずき会計事務所 代表税理士。
小規模な法人様や個人事業主様を中心に、街のお医者さんのように気軽に話せる会計事務所です。

すずき会計事務所は、最高の業務品質と心のこもった行動を通じて
お客様の期待を超える満足を追求し、地域社会に貢献します。

サイトURL:https://www.suzukikaikeijimusyo.com/